日本の政策を見直すブログ~主に金融政策について語る!~

一緒に日本の政策について考えよう!

独自の切り口で財務省の本質を考えてみた!!

前回財務省の闇を紹介しましたが、最初にYouTubeで観たときは私も衝撃でした。
詳細は前回の記事をご覧ください。

japaneco-view.hateblo.jp


その時に、財務省の体質として大きく4つの項目で表現しましたが、それぞれの内容をもう少し深堀したいと思います。
なぜ経済が分かっていないとか、財政に絶対に必要になる会計が分からない、となどと言われていますが、僕なりに考えてみました。
前回も言いましたが、財務省は省庁の中の省庁、東大法学部ぐらいの超学歴集団なので、基本的な知識は一般人の僕なんかよりよほど備えていると思います。
ただ、僕が気になったのは、財務省の人員が法学部の人間が中心となっていることです。

財政というのは、国家の基盤です。
少なすぎれば国家の機能をうまく運用できず、多すぎればそれだけ国民から税を取ったということで国民が苦しみます。
そのため、国の財政は、税収はもちろん、国の持っている資産も計算に入れて、財政を切り盛りする必要があります。
そのはずなのに、なぜか財務省は頑なにPB黒字化を目指し、最高税収を記録しようが、とにかく赤字国債の額を減らすために増税増税と躍起になっています。
その原因を僕なりに考えてみたところ、法学部というのがネックになっていると思います。
法学部ということは法律に詳しい、少し言い方を変えると、財政のことを考える基本が法律に則った形になるのではと思います。

法律を守ることの何がいけないの?と思われるかもしれませんが、
法律を守ることがいけないのではありません、法律に縛られすぎていることが原因なのです。

財政法第4条には以下の条文があります。
第1項. 国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。但し、公共事業費、出資金及び貸付金の財源については、国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行し又は借入金をなすことができる。
第2項. 前項但書の規定により公債を発行し又は借入金をなす場合においては、その償還の計画を国会に提出しなければならない。
第3項. 第1項に規定する公共事業費の範囲については、毎会計年度、国会の議決を経なければならない。

要するに、「公共事業費や出資金及び貸付金については国会の承認を得れば国債を発行して借金していいよ。ただし、必ず借金を返す財源や計画はセットで借金する必要があるよ」
ということです。
一般の家庭に置き換えると、そんなに変なことを言っているようには見えませんよね。
確かに借金はあまりしないほうがいいし、借金するなら返済計画は事前に立てることは当然です。

ただし、国のお金の管理は、家庭とは全く異なります。
特に国はお金を作れる機関になりますので、家庭と比較して財政の状況を議論するのは全くの筋違いにあります。
お金を作れるというのは以下の記事をご覧になると、より詳細にわかると思います。

japaneco-view.hateblo.jp


なのに、財務省は国民一人あたりの借金は1000万円になる~!や、借金の金額だけを見てワニの口だの財政が大変だ~!と騒ぎ立てているのです。
この辺りが、「経済や会計などがよくわかってない」と言われることの原因だと思います。