日本の政策を見直すブログ~主に金融政策について語る!~

一緒に日本の政策について考えよう!

「PB黒字化」はワニの口のため!?

日本には、いわゆるワニの口と言われるような財政状況があります。
下の図は実際に財務省のホームページに掲載されていますが、歳出(黒い線)に対する、歳入(青い線)の差がどんどん開いてワニの口のような形になっています。
歳出というのは国が使うお金のこと、歳入というのは国が税金などでもらうお金のこと。
これがワニの口と呼ばれる状況です。

出典:http://202110_kanryaku.pdf (mof.go.jp)

この差がどんどん開いているということは、毎年お金が足りないということ。
いやいや、お金が足りないんじゃどうやって毎年使うお金を補っているの?と思われそうですが、ここで登場するのが国債というものです。
国債とは、いわゆる国の借金と呼ばれるものです。
毎年お金が足りな分を国債を発行して補っているため、国債の累計(赤い線)がどんどん増えていっている状況です。

これだけ聞くと、このままいくといずれ国は借金が返せなくなって破産しちゃうんじゃないの?
やっぱりPB黒字化は必要なんじゃないの?と思われると思いますが、実はこの考え方間違っていると最近気づきました!!

え~、そんなバカな!?と言われそうですが、国がする借金というのは、僕たち一般家庭の借金とは根本的に考え方を変える必要があります。
そう、大きなことを見落としているのですが、国(政府)には通貨発行権、いわゆる円を作ることが出来るということです!!!

通貨発行権のあたりをもっと深堀していきたいと思います。