日本の政策を見直すブログ~主に金融政策について語る!~

一緒に日本の政策について考えよう!

「増税」を推し進める3つの原因

自分なりにお金の勉強をしてきて、ここまで増税を推し進める原因として大きく3つあると考えています。
その1つ目が、多くの人のお金の考えが古いままということです。
これまで書いてきた通り、お金は今や、自国通貨発行権がある国は国ごとに自由にお金を発行することが出来ます。
日本もそうです。

やはり子供のころから植え付けられてきた価値観をそう簡単に変えることが出来なというのは分かります。
しかし時代は常に変化をしているわけですから、勉強して考え方をアップデートしていかなければついて行けません。
ましてや現代はグローバルな時代ですから、最新の情報を常に取り入れていかないと世界との競争に負けてしまいます。
僕たちもそうですし、政府など国を支えている要職についている方々も日々勉強する姿勢が大事です。

団塊世代」というのは、いわゆる1947年~1949年の第一次ベビーブームと呼ばれたように、たくさんの赤ちゃんが生まれた世代のことです。
この3年間で毎年260万人以上の出生数です!
直近の2020年~2022年の直近3年間では毎年約80万人前後の出生数ということを鑑みれば、とてつもない数の赤ちゃんが生まれたということになります!!
これだけの人数が、2025年から75歳以上になるというのはかなりのインパクトです!

年齢が上がるにつれて病気にかかるリスクや介護が必要になるリスクは上がっていきますので、当然社会保障費はますます増えると容易に想定できます。
その増加した社会保障費を賄うために、「PB黒字化」は必須であり、増税は行わなければならない!という結論になっているのではと思われます。

しかし、今まで書いてきたように円は必要の応じて発行できるのです!!
現在物価高に苦しむ僕たち国民をさらに苦しめるかのような増税は必要ないのです!

2つ目は、経団連の存在です。
今後ますます日本は高齢化が進み社会保障費が膨らむと予想されていますので、その財源が必要になります。
原則から言えば社会保険料で賄うべきですが、なぜか経団連は消費増税を推進します!
なぜなのか?それは保険料を払いたくないからです!!

保険料は個人と会社が折半しています。
そのため、保険料を払うということは会社の負担も増えるということです。

消費税も同じじゃないの?と思われと思いますが、消費税は逆進性、すなわち低所得者がより増税の痛みを感じる税なのです。
要は所得が低くなるほどより重い税となります。
加えて、消費税分は全て価格に転嫁されますので、消費税が上がった分商品の値段が上がり僕たちは苦しくなりますが、
企業は消費税上がった分を僕たちから搾取し、ただ国に消費税を納めるだけです。
そう、消費税を上げても企業、特に大企業は全く財布が痛まないのです!!

さらに、消費税に合わせて法人税はどんどん下がっています。
初めて消費税が導入されてから30年ほど経ちますが、その間消費税は3%→10%と倍以上に上がっていますが、
逆に法人税は約40%→約23%とほぼ半分ほどになっています!
もちろんこれには、「企業が海外との競争に勝つため」や「海外の企業を呼び込むため」という建前はあります。
だけどここ30年、結果はどうだったでしょうか?
結局大企業の内部留保は過去最大を更新し続け、私たち国民の所得は減り続けています・・・。

経団連は自分たちのことしか考えていない団体だということがよくわかります!!
政治家に献金や投票などで援助しているということをいいことに、やりたい放題です!
こんな団体の言うことをまともに聞いていればいつか日本は貧乏国家に成り下がってしまうでしょう・・・。

さらに言うと、財務省の体質にも問題があるかと思います。
これはyoutubeで調べれば出てくると思いますが、増税が成功した時の官僚は、いいポストや天下り先を斡旋してもらっているとか・・・。
増税したからよくやった!みたいな風習ってどんなんだよ!!

いろいろ書きましたが、とにかく今我々国民に必要なものは、賃上げや大企業への減税ではなく、国民に直接恩恵のある減税です!!
それがなくては、真のインフレは達成されないでしょう。